トキワ松学園小学校

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スペシャル授業

山田先生スペシャル授業~カイコ蛾からの糸取り  命の美しさ~(2年生活科)

 

2年生活科、山田先生のスペシャル授業は、
5月の連休明けから育てているカイコの糸取りである。

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この1か月余り、1人一頭ずつ育ててきたカイコ。
校庭から桑の葉をとって与えると、カイコはおいしそうに食べる。
だんだんと大きく育っていくカイコ。
やがて、糸を吐き、繭玉をつくる。
繭玉となったカイコから糸を取るのが今日の授業である。

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まずは、自分の繭玉の蚕を紙コップに入れ、そこにお湯を注ぐ。
これは、糸をはがしやすくするためである。
安全面を考慮して先生が注ぐ。
ただ、お湯を注ぐことによって、中のカイコガは死んでしまうのである。
‘殺すのはかわいそう’と言う考えは、カイコガの命を無駄にすること、
カイコガから命をいただくと先生から聞かされても、心が受け入れられない子もいる。

顔を真っ赤にして泣き出す男の子、涙が止まらない。
それはそうである。
1か月以上も面倒見たカイコである。
触ったり、時には手のひらに載せたりすれば愛情はわく。
実は、お湯を注ぐだけでなく、繭玉がしっかりとお湯に浸かるように、割り箸でしばらく押さえるのである。
一人の子は押さえることを嫌って、机の下にもぐり、そっとコップから取り出した。これも男の子である。
その子にとっては、残酷に思えたのであろうか。
そんな中で、時間の経過と共に糸が割り箸にくっついてくる。
その割り箸を上げた時に長く糸が伸びるようになったら、糸を巻く頃合いである。
その頃には、糸がとれる面白さが先に立って、みんな夢中でやっている。
糸は予め用意したものに巻き付けていくが、増えていくと艶々と光って大変きれいに見える。

ここまで、山田先生は、全体の指示を出しながらも、個々の手助けにも対応し、忙しい。
休みの日の桑の葉は、山田先生が出勤してあげていたのを子供達は知らないのかもしれないが、カイコに対する思い、この授業にかける思いは熱いものがある。

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この授業は、班で育てるのではなく、1人に1頭ずつ育てさせることによって、より濃い体験をさせたことに意義がある。
だから、泣いてしまう子やお湯から繭を取り出してしまう子も出てきた。
その子達の心に、少なくとも命についての思いがあったであろう。
また、その様子を見ていた他の子達の心にも、感じるものはあったはずである。
とまれかくまれ、カイコガからもらった糸の、命の美しさを一人一人が体験したこの授業。
これぞ、山田先生のスペシャル!

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