トキワ松学園小学校

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スペシャル授業

田村先生スペシャル授業~ぬかりなく調べよう~(4年松組 算数)

4年松組算数、田村先生のスペシャル授業は、<ぬかりなく調べよう>。

4年生になって学習したそろばんの学習の続きかと思いきや、そろばんの玉と軸(桁)を使っての、〝整理して順序よく調べる〟という学習であった。
先生は、二ケタだけ切り取ったそろばんの絵(玉は入っていない)を、16並べたもののプリントを用意。
そして、「これから、二ケタ(一の位、十の位)と、玉を四つだけ使って、いろいろな数を作ってみよう」と言うような発問をして、子供達に玉を書かせる。初めは意味が分からない子もいたが、机間巡視の中で個々に、あるいは全体に勘違い等を正しながら、子供達は夢中になってそろばんの玉を書いていろいろな数を作っていった。

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「いくつもできる!」「意外と楽しい!」「全部できた!」「あっ、だぶっているのがある!」とあちこちで、つぶやきや色めきだった声が聞こえる。
「全部、埋まるの?」「足りなかったら、付け加えてもいいの?」こうなると、授業は面白くなる。
子供達の持っている知的欲求は刺激され、楽しそうな空間が自然とできる。
これは、授業者にとって思惑通りであり、田村先生も密かに、ほくそえんでいるようにも見える。
このあたりで、答えをみんなで共有するために、できた子を当てて一つだけ黒板に示してもらう。
これは、黒板には直接は書かないで、カードに書いたものを貼るのである。
なぜなら、後で整理したり、順序を変えたりするのが大事な学習なのであって、その作業をしやすくするためである。
一の位に、一玉を三つ、十の位に一玉を一つで13、一の位に一玉を二つ、十の位に五玉と一玉を一つずつ書けば62、一の位には何も玉を書かず、十の位に五玉と一玉を三つ書けば80、・・・といろいろなものが出てくる。

しかし、いろいろな子に書いてもらったが、まだ出てないもの(数)を聞いてみるとと意外とある。
出てないものをカードで提示すると、ある子が57と離れて提示してある75を見つけてぼそっとこんなことを言う。
「75の反対は57、真逆になっている。」これを聞いた先生は、「今、とても大事なことを言ったよね。」とみんなを振りむかせ、もう一度その子に言わせ、確認をする。
こうして、一つ見つければ、位の数字を交換したものもあると分かり、位の数字が反対になっているものを見つければいいことになる。また、そのほかにも、方法がないものかと問いかけると、ある子が「十の位を1(0)から順に並べていけばいい」と発言。
すなわち、一の位に一玉を四つで4、五玉と一玉三つで8、次に、十の位に一玉を一つと一の位に一玉を三つで13、十の位に一玉を一つと、一の位に五玉と一玉を二つで17というふうに順序立ててやっていくやり方である。このように、子供達自身から順序よく並べたいという気持ちが醸成されてくる。

先生は残り時間の中でこうまとめる。「何かを調べる時には思いつきでやるのではなく、整理して順序よく調べることが大切なんだね。」
初めからきれいなやり方を教えるのではなく、子供達が色めき立つような活動させた後に、子供自身に気づかせて、すっきりさせるおもしろさ。これは、算数だけでなく、大方の教科においての王道であろう。また、こうすることによって、子供達の心に沁み通っていくのである。

この、王道と言える授業こそ、田村先生のスペシャル!さらに、学習と言うのは、授業を受けて終わりではない。
むしろ、ここからが始まりである。学んだことをさらに自分でやってみようとする学びに向かう姿勢、自学(自主学習)こそが究極的なものである。
最後にまた、ある子が「先生、これを五つの玉にしたらどうなるのかな。」と発言。
田村先生はこう言って授業を終える。
「今日は玉を四つだけしか使っていけなかったけど、これを五つにしたらどんな数ができるのか、また、ケタも増やしたらどうなるのか、自学ノートにやってみるのもいいね。」

この、楽しそうな学びに向かわせる姿勢も、スペシャル!

 

 

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