トキワ松学園小学校

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スペシャル授業

藤本先生スペシャル授業~出前授業 記者会見~(2年楠組国語)

藤本先生の2年楠組の国語の授業は、「お手紙」のまとめの出前授業である。
このお話の登場人物は、かえるくん、がまがえるくん、かたつむりくんである。
教室を記者会見上に見立て、子ども達が記者になったつもりで、また、それぞれの人物になったつもりの子が当事者になりきって記者からの質問に答えるものである。
最初に、一斉読み、役割読み(3人の人物)、丸読み(一文ずつ)いろいろな形での音読をし、内容を確認する。そして、先生から、これから、『かえるニュース』を出したいので、みんなが記者になってニュースを作るための質問をしてほしいとの投げかけがある。
初めてのことなので、実際にどんなふうに質問をしたらわかりやすくするために、既習教材の『スイミ―』を例にして、藤本先生が記者役、担任の藤岡先生がかえる役になってやってみる。

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この指導技法はホットシーティングと言うが、人物の心情などを深く理解するために、学習者が登場人物になりきって、同じ学習者の質問に答えるものである。質問を用意する児童、その質問に答えようとする児童双方の想像力や創造力、そして思考力を養うことができるとされているが、2年生の質問は的を射た質問もあれば、ちょっと面白い質問もある。

(かえるくんに対して)
・「どうして、かたつむりくんに手紙をたのんだのですか」→たまたまそこにいたから。
・「いつ、がまくんと親友になったのですか」→オタマジャクシのころ。
・「好きな教科はなんですか。」→国語です。
・「何のスポーツが好きですか」→水泳です。

(がまくんに対して)
・「かえるくんの家までどのくらいかかりますか」→歩いて5分
・「他に友達はいますか」→かたつむりくん
・「何人兄弟ですか」→一人っ子 (かたつむりくんに対して)
・「どうして、手紙を届けるのを引き受けたのですか」→友達だから
・「どのくらいの速さで歩くのですか」→2時間で10メートル
・「なぜ、かえるくんのうちの前にいたのですか」→公園からの帰りだったから
・「はやく動くことはできるのですか」→おにごっこの時

子どものやりとりは、突拍子もないものと思われるものでも、無意識的にいいものもある。
例えば、かえるくんとがまくんとが、オタマジャクシのころから親友であったとか、スポーツでは水泳が好きだとか、がまくんとかえるくんの家が歩いて5分だとか、かたつむりくんはかえるくんの手紙を渡すのを引き受けたのは友達だからという理由からだとかなど。
かたつむりやかえるが本当はしゃべらないし、人間のような行動も本当はとらないのは、2年生でも知っている。
しかしながら、だからと言って、それがおかしいと言って全面否定するのではなく、自分と素直に同化させて、がまくんの気持ちはよくわかるなと思ったり、かたつむりくんはどうするだろう、かえるくんはなんて言うだろうと、豊かに想像し、創造していく子どもの世界はすばらしい。
このホットシーティングは、中高生でも時に使われるように、生徒がどのくらい理解しているのかを知る一つの方法として使われる技法であるが、それだけでなく、人物に寄り添って想像したり、創造させたりして、子どもたちの本来持っている優しい心を引き出したり、物語の豊かな世界を味わわせようとした藤本先生の授業はスペシャルなものである。

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