トキワ松学園小学校

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〒152-0003 東京都目黒区碑文谷4-17-16
TEL 03-3713-8161(代) FAX 03-3713-8400

スペシャル授業

「もくそうを してください。パン、パン」―1年生の初めてのお弁当―

 今週から、1年生は時間割通りの生活となった。月・火・木曜日は午後の授業もあり、それに伴って、お弁当の時間も始まった。

月曜日の12モジュール目(いわゆる4時間目)が終わると、昼食の準備が始まった。まずは机を班の形にして、それぞれが自分の雑巾で机の上を拭くが、廊下の水場の5つの蛇口に列ができている。雑巾を濡らして机を拭くためである。ここから既に1年生は嬉しそうで、自分の順番を待つのも笑顔である。 机を拭き終るとその上にお弁当を置く。カラフルなお弁当袋から、これまたカラフルなお弁当包みに包まれたお弁当。前に立った二人の日直がかわいらしい声でしっかりと指示を出す。「もくそうを してください。」その指示の後に、各自、目を瞑り、パン、パンと2回手を叩いて手を合わせたまま、黙想に入る。この黙想の間に心の中で、作ってくれた人を含め、いろいろな人への感謝の気持ちを抱く。また、日直の号令で黙想が終わると、日直の後に続いてみんなで言うのが「いただきます」である。これら、一連の所作がいつのまにか本校の習わしとなっている。

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  さて、いよいよ、食事の時間。とにかく嬉しそうである。食べている時の子どもの顔は、幸せだけでできているとも言える。本校は、班の中でおしゃべりを楽しみながらお弁当を食べているが、小さなお弁当箱にあるにぎやかなおかず類は、野菜などのバランスも考えながら子どもの好きなものも入れてあるようである。二段のお弁当箱もあれば、果物を別のかわいい容器に入れてもってきている子もいる。 お弁当と言えば思い出すことが二つある。一つは私の高校時代のお弁当のことである。私は海苔のお弁当が好きで、母には、毎日、海苔をご飯の上に敷くだけでなく、ご飯とご飯の間にも入れた海苔を敷く二層の海苔弁を作ってもらった。今となってはよく飽きなかったなと思うが、3年間、母の愛情をもらっていたような気がする。もう一つは、私が2年生の担任をしていた頃のことである。ある女の子のお弁当には学期の区切りごとであったろうか、ママからの小さな手紙が添えられていた。例えば、1学期の終わりには「今日は、1がっきさいごのおべんとうですね。のこさずにたべてくださいね。ママより」と言ったような手紙だった。

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  本校では4年生からは、月曜日から金曜日までの毎日が午後までの授業となるため、お弁当も毎日となる。1年生は、これから6年間、つまり、それは6年生の卒業式の前日まで、保護者の作ってくれたお弁当を味わうことになる。

  その卒業式の中で、6年生が6年間の思いを呼びかける場面がある、在校生に、先生方に、そして保護者にである。その保護者への呼びかけの言葉には決まって、6年間作ってくれたお弁当の感謝の言葉がある。普段あまり口には出さないが、子ども達は強い愛情を感じているのである。 保護者への感謝の気持ちは、6年間のお弁当を通して深く、深く、育まれていくのである。

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