トキワ松学園小学校

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スペシャル授業

百合岡先生スペシャル授業~「ひとりひとり」~(6年道徳「友達について考える」)

10月 29日:スペシャル授業

 

 百合岡先生のスペシャル授業は、今年度から【特別の教科】となった道徳。教科書の中から二つの教材を読んで、“友達”について考える。
 一つ目の教材<食事中のメール>は携帯電話を使う上での約束事について考える内容として描かれているが、先生は、〝ここではなぜ、主人公がメールの返信にそこまで固執しているか〟に焦点を当てている。教科書の教材のねらいとしては“節度、節制を心がけて”となっているのだが、それでは自分のこととしてとらえられない。問題はそこではなく、心がけたくてもできない自分について考えさせること、父に「すぐに返事をしないとだめなのよ」「私にとっては、とても大事なことなの」と食事中のメールを正当化しようとする主人公は、本当にだめなこと、大事なことを見失ってしまう。友達に縛られている主人公のできごとを、先生は自分のこととしてとらえさせ、その本質に気づかせようとする。
 二つ目の教材<友達だからこそ>は、友達に頼まれて、友達のためにならないことを引き受けてしまった主人公であったが、ある時のくじ引きでずるをすることを拒否したことによって、友達関係がぎくしゃくしてしまう話。友達から「真面目すぎるよ」「正直でまっすぐなところが好きだけど、イライラする!」と言われてしまう。ここでは、先生は、二人の気持ちのすれ違いを子ども達に気づかせながら、自分のこととしてとらえさせようとする。〝友達と、気持ちのすれ違いやずれを感じたことはありますか〟〝自分の意思とは裏腹に友達と合わせてしまうことはありますか〟という問いを投げかけ、自分の体験を吐露させようとするものである。
 子ども達は配られた付箋紙に自分の体験を無記名で書いていく。それは中心のホワイトボードに次々と貼られる。このやり方は、この後の話し合いのためであるのだろうが、黒板に大きく自分の体験が書かれるとそれは友達関係のことでもあるので、ナーバスになるが、無記名の付箋紙なら正直に素直に書けるのであろう。
 この後、付箋紙をすべて紹介する中で、子ども達はみんなのものを共有し、なぜこのようなことが起こるのかを話しあう。「仲間外れにするのが嫌だから」「合わせないと嫌われるから」「いくら仲がよくても他人だから」「人間だから」などいろいろと出ておもしろい。

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 授業はそのあと〝本当の友達ってなんだろう〟について自分の考えを書くことになるが、ここまででも十分な、考える道徳となった。仲よしの友達であっても、友達と自分は違うということ、仲がよくなくても、好きでも嫌いでも、何とも思わない人でも、人と自分とは違うのだということ、そんなことを認識することによって子ども達は、これからの友達との接し方がまた豊かになっていくのだろう。最高学年らしい、深い授業である。

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