トキワ松学園小学校

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スペシャル授業

坂田先生スペシャル授業 ~「色水タワー 60分授業」~ (4年松組理科)

12月 20日:スペシャル授業

 

理科専科、坂田先生のスペシャル授業は、4年松組での<色水タワー>。

本校は、45分という授業にとらわれず、教科によって15分多い時間にしたりフレキシブルに時間を増やしたりできるモジュール制をとっている。4年生のこの日は60分授業。他の曜日は75分の授業がある。

また、本校の理科室の実験テーブルは8台あり、1クラス23人程度のクラスなので、1テーブルに3人、あるいは2人の配置となる。実験などの場合、1テーブルの人数が多いと得てして、実験をやる人と見ている人に分かれてしまうが、本校の場合それは全くない。必然的に誰もが実験に関わるようになる。さらに、2,3人なのでじっくりと存分にできるという利点があり、少し贅沢な時間でもある。

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授業はまず、前時の振り返りで、「密度」という概念を学ぶ。空気や水などで、体積が大きくなると「密度」が小さくなって、軽いものは上に上がっていくことや逆に、密度が大きいものは下に沈んでいくことなどである。

ここで、“水の密度を大きくするためには何をすればいいのか”と先生が問いかけ、水に物質を溶かせばよいこと、水にたくさん物質を解かした濃い水溶液は下に沈み、薄い水溶液中に濃い水溶液を入れると、濃い水溶液はどんどん下に沈んで層ができていくことがわかってくる。 

先生は、ここら辺のところを教師の実験台の前にみんなを集まらせ、ドレッシングの瓶を見せたり、教師実験で、水と薄い塩水と濃い塩水をそれぞれ入れたビーカーに、インクを入れてインクが沈む様子を観察させながら確認する。 

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授業はいよいよ、色水タワーをつくるための佳境に入る。食塩水に色素で色をつけた水溶液を濃度を変えて二つ用意し、二つの層をつくれる場合とつくれない場合について、班で(テーブルごとに)意見交換させる。子ども達は、短い時間の意見交換であったが、どの班のどの子もみんな、自分の考えや予想などの意見を活発に交わしている。それまでのの学習の積み重ねと、本校の子ども達の伸びやかさがあってのことであろう。

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そして、先生がつくった三層の色水タワーを見させて、どうすればこのようなものがつくれるかを考えさせる。その考えを班ごとに一つある小さなホワイトボードに、フローチャートの形にまとめさせ、先生に見せて許可が出てから実験に取り掛かる。これなら、実験において大きな失敗はない。

実験は共同作業である。“黄色混ぜるよ”“もうちょっと入れて”“ちょっと待ってね”“四層、できちゃった”子ども達のいろいろな言葉が飛び交う。早く終わった班は、もう一回やったり、失敗した班ももう一回やれる時間も確保されているが、子ども達の、嬉々として、そして真剣に取り組んでいる姿は、いいものである。

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 子ども達に実験をさせるために、教師は安全確認やスムーズな流れをつくるための予備実験をし、また材料や器具を段取りしたりと、とても手間がかかることやらなければならない。でも、子ども達が実験に食いついて活発にやってくれるとその手間も報われ、教師もワクワクしてくる。

 坂田先生の実験の授業は、きちんとした材料準備やわかりやすい授業の流れを下地にして、静かな口調で落ち着いた雰囲気の中、班の中での意見交換、実験の手順のフローチャートでの話し合い確認など、<静>の器の中で、子ども達には思いっきり<動>の活動を採り入れている。そんな、授業の基本的な在り方は、いうまでもなく王道をゆくものである。

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