トキワ松学園小学校

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スペシャル授業

校長講話(平成30年度3学期始業式)

 

  ~今年度の3学期始業式の話は、昨年と同じように、三が日の新聞広告の中から新年にふさわしい言葉を一つ選んで話をしました。もう一つは、今年、日本で開かれるワールドカップ、ラグビーの話です。いつものように、キーワードを書いたスケッチブックと少しの写真を見せながら話しました。・・・。以下、ほぼ、話した通りの内容です。

 

・あけましておめでとうございます。

・お正月は今年も天気がよかったが、2学期の終業式でお話しした、新年の季語、初雀や初鳩、初鴉を見ましたか。新年に見るといつもと違う雰囲気だったのではないでしょうか。先生から大きく二つ話します。

・一つ目。今年も三が日の新聞を見ていたら、今年もいつもよりたくさんの広告があって、新年にふさわしい言葉がありましたが、そのうち一つだけ紹介します。

・それは、ある農業機械の会社の広告の最後にあった言葉です。

          「壁がある。だから、行く」

・この壁はもちろん例えであって、難しいこと、困難を意味します。普通は壁があったら前に行けませんから、そこで引き返すしかないかもしれない。でも、それを乗り越えていく、壁を打ち壊していくということは大事です。でも、この言葉、「壁がある。けれど、行く」とも違います。壁があるけれど、あきらめないで乗り越える、打ち砕くのとは少し違うのです。

・「壁がある。だから、行く」のです。この、“だから”という言葉が大事です。この、“だから”という言葉になると壁があるからあえて自分から向かっていく。「壁がある。だから、難しいものに、自分から向かっていく、楽しむくらいの気持ちで進む」なのです。「壁がある。けれど、行く」より一つ上の段階、むしろそれを選んで進んで行く。今年一年、みなさんもそんな一年にしてほしいと思います。

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・二つ目。ラグビーというスポーツについてのお話です。今年は、大きなことの一つとして、今の天皇が退位して、皇太子が新しい天皇になりますので、5月に今の元号、すなわち、平成というものが終わって新しい元号になります。平成の前は、昭和でした。昭和の前は、学園のできた大正でした。その前は明治でした。発表は4月1日、春休み中です。どんな元号になるか楽しみですね。

・もう一つ大きなこととして、ラグビーの第9回ワールドカップが今年9月に日本で開かれます。サッカーのワールドカップは皆さんがよく知っていると思いますが、ラグビーもやはり4年に1度あります。今まで、アジアで開かれたことがなくて、初めてアジアの日本で開かれます。

・ラグビーとサッカー、違うようですが、元々、ラグビーはサッカーの反則から生まれました。ある時少年サッカーの試合中に、一人の選手がボールをもってゴールに向かって走り出したところから始まったと言われています。

・どちらもボールは使いますが、ボールの形が違います。ラグビーボールはこのように、楕円形です。選手の数も、サッカーは11人ですが、ラグビーは15人です。サッカーは手を使ってはいけませんが、ラグビーは手を使っていいのです。パスするときは自分より後ろの人に渡さなければなりません。ボールを持っている人にタックルをして、ボールを取ります。

・先生も高校時代に授業でラグビーをしたことがありますが、とても面白かった記憶があります。ラグビーの魅力の一つは、いろいろな体格の人がいて、個性、その人の特徴が大事にされるスポーツだということです。いろいろな人がいてチームが成り立っている。例えばボールが外に出た時は、スローインでなく、ラインアウトと言って両チームの選手が一列に並んで取り合います。そこには、背の高い人が並ぶことが多いのですが、中には2メートルの人もいます。それをさらに近くの人が持ち上げて他にとられないようにします。反則があると、スクラムを組んでボールを中に入れて押し合います。押し合いながら、足でボールを前に進ませます。押し合うので体重のある人が有利なので、組む人はがっちりした人が多いのです。100㎏を超えて、120㎏の人もいます。そして、そのスクラムのそばにいてボールを入れたり、すぐパスしたりする人はスクラムハーフというポジションの人です。細かい動きを必要とされますので、小さくて体重も軽い人が多いのです。日本代表のスクラムハーフの人は、166センチで先生より低く、70㎏で、先生くらいです。足の速い人もラグビーでは必要で、ウイングというポジションで、両側にいて、端の狭いところを抜いてトライします。

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・魅力の二つ目は、「ONE FOR ALL   ALL FOR ONE  ~一人はみんなのために  みんなは一人のために」というトライをしたいというラグビーの精神です。ゴールに向かって、一人一人が走ったり、スクラムを組んだり、タックルをしたり、また、タックルされた人を支えようと近くの人が寄ってきてモールというものもつくります。そういう心の美しさがあるスポーツ。これがラグビーです。

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・もう一つ、ラグビーの精神と言えば、「ノーサイド」というものがあります。ラグビーでは試合終了のことを、もともと、ノーサイドと言います。これは、単に終わりという言葉でなく、試合終了後は敵も味方もなく、力の限りを尽くして戦ったお互いの健闘をたたえ合うという意味があります。よくラグビーは「紳士のスポーツ」とも言われますが、試合中に相手の選手と言い争いをしたりとか、けんかしたりとかもほとんどありません。見ている人も、相手チームに野次を飛ばしたり、ブーイングをしたりとかはありません。やはり、そういう心の美しさがあるスポーツなのです。

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・さて、今のクラス、学年も残すところ、あと3学期のみとなりました。今話したラグビーのことは、みなさんのクラスという集団にも当てはまるのではないかと思います。クラスのみんなはそれぞれ、体つきや性格、長所短所それぞれ違います。そういう個性をお互いが認め合って、大事にしていかないといけませんし、みんなが成長できません。そして、一人の子のためにみんなが協力したり、クラスのみんなのために一人の子が頑張ったりと、クラスのみんなが「ONE FOR ALL   ALL FOR ONE  ~一人はみんなのために  みんなは一人のために」という心、けんかをしても「ノーサイド」という心をもって、この3学期、よいクラスづくりの仕上げをしてほしいと思います。

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