トキワ松学園小学校

トキワ松学園小学校

〒152-0003 東京都目黒区碑文谷4-17-16
TEL 03-3713-8161(代) FAX 03-3713-8400

スペシャル授業

増渕先生スペシャル授業 ~「ちはやふる」~(2年国語)

本校では、正月の伝統文化を学校でも体験させたいということで、低学年から、かるた遊びをすることになっている。大方は、1.2年生は犬棒かるたなどのかるた取りが多いが、今年の2年生は、五色百人一首を使ってのかるた取りに挑戦している。今日の授業では、2時間に拡大して、松組楠組合同の「トキワ松カップ」かるた大会トーナメント戦となった。

IMG_0475 IMG_0464

五色百人一首とは、小倉百人一首をその難しさに応じて、20枚ずつ5色に色分けして遊ぶものだが、札の数が20枚と少ないために短い時間で楽しむことができるもの。

まずは、近くの子と二人一組になって、机を向き合わせる。先生からもらった水色の五色百人一首20枚を10枚ずつ自分の陣地に並べる。教室はその時点で興奮のるつぼになるが、増渕先生は話し始める。少したっても興奮はおさまらない教室だが、そこで、先生は話をやめ、その中で先生の目を見て話を聞いていた子をみんなの前で褒める。そうすると、そこはかわいい2年生。みんないい子になろうと真似をして、教室はあっという間に静かになる。

まずは、ウオーミングアップの練習。それでも、増渕先生の百人一首のかるた競技調の抑揚で、読み札を詠み始めると、緊迫した雰囲気になる。「さびしさに宿を立ち出でてながむれば・・・」20枚の中から探すので、すぐにあちこちから“はい”という声が上がる。「かささぎの渡せる橋におく霜の・・・」先生はテンポよく読み上げる。中には暗記している子もいるので、最初の言葉を聞いただけでとる子もいる。なじみのある歌人の歌の時には、先生は最初に作者名を言ってから歌を読む。「紫式部 めぐりあひて・・・」「清少納言 夜をこめて・・・」時には、一度読んだ歌をもう一度読んで、お手付きを誘うことも。

IMG_0496 IMG_0489

次からが本番、松組と楠組の混合の二人組をつくり、1回戦目に入る。今度は興奮を抑えるために、声を抑えて小さめの声で。不思議に子ども達は、その小さな声を聞きとろうと静かになる。「柿本人麻呂 あしびきの・・・」2回戦目は、1回戦目で負けた子はそばで静かに応援となる。机のそばに座ってじっと見守る2年生はなかなか、かわいい。そして回戦を重ねるたびに応援の子が増えていく。勝者はたくさんの応援団の中で対戦することになる。

決勝戦は7回戦目。男子対女子の対戦となった。勝負は拮抗したが、結局男の子が勝利。負けた女の子は泣くかと思いきや泣かなかった。そして、すぐに、表彰式。まずは準優勝の女の子にお手製の銀メダルがかけられる。負けても少し嬉しそうである。優勝者にはこれまたお手製の金メダル。そして、お手製のトキワ松カップが授与される。

IMG_0490 IMG_0505 IMG_0506

百人一首は古典の入口と言われる。かるた取りを通して、耳から昔の美しい日本語に触れるのは大事にしたいものである。私も、小さい頃正月には家族で百人一首をやった経験がある。読み手は父、父の抑揚のある読み方が今でも耳に残る。だから、私の読み方の抑揚は今でも父の読み方なのである。

2年生の子ども達も、きっと、増渕先生の読み方の抑揚が耳を離れないに違いない。一生の、知の財産になるのかもしれない。

スペシャル授業一覧に戻る

〒152-0003 東京都目黒区碑文谷4-17-16
TEL 03-3713-8161(代) FAX 03-3713-8400
ページトップへ
Copyright © Tokiwamatsugakuen All Rights Reserved.