トキワ松学園小学校

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〒152-0003 東京都目黒区碑文谷4-17-16
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スペシャル授業

 “海の力”  ―3年海の教室―

本校の宿泊行事は、2年生の学校宿泊を経験して、この3年生の‘’海の教室”から本格的に始まる。

 

学校前から観光バスに乗って、南房総の岩井までは1時間ほど。最初の体験は地引網体験。バスの駐車場から10分ほど歩くとそこは砂浜が広がる。今まで曇っていた空はみるみる青空が広がる。開放感が心地よい。

地引網体験は、片方の綱は松組が、もう片方の綱は楠組が引く。綱は重く3年生の力では少しずつしか引けない。“海の力”は強く、抵抗しているようでもある。濡れ光りする汀、沖の、入道雲になりそうな形の雲は海が育てたように見える。

やっとの思いで手繰り寄せた網の中には、大きな鯛から小さな魚まで。大漁というわけではないが、子ども達に歓喜の声が上がる。魚は先に車で運ばれ、刺し身などに調理。帰りの砂浜には薄いピンク色の浜昼顔の群落がさりげない。浜砂の火照りの中に咲く浜昼顔。これも“海の力”かもしれない。

 

二日目は近くの磯での、生き物の観察であったが、波浪警報、大雨・強風注意報が発令されるほどの荒れ模様。海はある所は濁り、ある所は白波が渦巻く。ホテルの窓から、バスの窓から、子ども達は“海の力”を知ったことであろう。

この日は、朝から雨天コースの鴨川シーワールドへ。館内を巡っていろいろな魚や美しいクラゲなども見たり、シャチのダイナミックなショーやアシカの少しコミカルなショーも見て子ども達も楽しめたようである。海の生き物の多様性―“海の力”はこんなところもそうだ。

 

三日目は、二日目が嘘のような晴天であった。昨日ゆくはずであった磯へ散歩に行き、その後は予定通り、富浦漁港へ。大きな定置網が地べたに広げられ、漁師さんが四五人網を繕っている。大雨の後なので水揚げは少なかったが、黒鯛や蛸などいろいろな魚を見ることができた。たくさんの魚が毎日水揚げされるのも、豊かな“海の力”のおかげであろう。

 

さて、宿泊先の美しいホテルにお礼を述べて最初に向かった先は、沖の島。と言っても、今は陸地とつながっていて、そこで貝殻集めをする。きれいな貝殻、形の面白い貝殻をたくさん拾って子ども達は大満足。こんなにたくさんの貝殻が見つかるのも“海の力”と言ってもよい。学校に帰ったら、その貝殻を散りばめた素敵な写真立てを作る。

その後は、富浦名産の枇杷狩り。ビニールハウスの中に入り、袋掛け(袋を被った)された枇杷を取ることに。枇杷狩りは、その袋を少し破って熟してあるかどうかを確かめた後に捥ぐことになるが、オレンジ色に熟した枇杷を農家の人にもお手伝いしてもらって一緒に探す子も。

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 子どもは自然の中ではより、いきいきと活動する。子ども達はこの三日間で、自然への興味・関心を深め、自然の力を大いに感じたことであろう。この体験が子ども達の心にもたらすものーそれは限りなく、想像の域を超えるものであることは間違いない。

 

     汀(みぎわ)より届く子の声浜昼顔     明弘

     哲学をしてゐるやうな海月(くらげ)かな   〃

     ダイバースーツシャチを撫でては褒めちぎり  〃

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