トキワ松学園小学校

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スペシャル授業

6年生の俳句(1学期) ~<季語から作る>~

 今年度最初の6年生の私の俳句の授業は教室で。次の週から6年生は農業体験、自然体験に出かけ、俳句も作る。そのための足慣らしとして俳句づくりの授業を行うことになった。今回は、夏の季語から俳句を作る活動。

先ず、俳句の二つの型を確認する。一つ目は一句一章型。20年前くらいの6年生が作った句“右左どの声信じるすいかわり”を基に説明。小学生はほとんどがこの型の句である。二つ目は二句一章型。“汀より届く子の声浜昼顔”の拙句を基に説明。一見関係ない五音七音の措辞と季語のとの組み合わせが新しい世界を表現することを話し、これが会得できると俳句は面白くなると言うようなことも付け加える。

その後、子ども達には夏の季語のプリントを配り、作れそうな季語をチェックさせる。今回は、今のことではなくても、去年のことでもずっと前のことでもいいから、よく思い出して想像力を働かせて作ること、細部を表現しようとする姿勢も持つこと等が大事であることも伝える。

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 以下、今回の俳句をいくつかクラス毎に紹介する。

 

(松組)    みんなの分一人で新茶をたてました

        子どもたち花火のようにさわいでる

        ごくごくとビールのようにラムネ飲む

        川の音鳥が鳴いてるへびいちご

        弟が泣いている声せみの声

        梅雨の日に合わせて歌う牛がえる

        向日葵は人とはちがい笑顔だね

        黄金に日焼け手て笑う向日葵よ

        ごめんねと謝りながら蚊をはたく

        日がさもつ母をうらやむ子供かな

 

(楠組)    暗黒に満開にさく大花火

        塩辛いサイダーゼリーの海開き

        降り注ぐ毛虫のような日ざしかな

        気持ちいいあせをかいたな海の中

                       来年はどこに行こうかラムネあわ

                       雨野のあと少しはかない二重にじ

                       ふうりんが静かな箱で待っている

                      夜空まう全色そろう大花火

                      夜の空打ち上げ花火わっしょいしょい

                      妹が育てているよあじさいを

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