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アフタースクール “あと一回で詰めるよ” ~静の集中力の「将棋教室」~
本校では、子ども達の放課後も安全で豊かにという願いのもと、働くお母さん、社会参加しようとする保護者も応援しようということからアフタースクール(学内学童保育)を始め、5年目に入る。
地域の学童保育と違って、学内のあらゆる施設を利用できる利点や、先生達と連携をとって活動することができる点を生かして、本校のアフタースクールは運営されている。
担任の先生はもちろん、根幹に関わることなどは管理職も入って協議したりもする。安全で、豊かな、あくまでもトキワ松に合った、トキワ松らしいアフタースクールをめざしている。
本校のアフタースクールの特徴は、一つには預かり時間が利用者にとって利用しやすい設定になっていること、二つ目にはプログラムが多彩だと言うことが挙げられる。
放課後は19時までの預かり、夏休みなどは朝8時からの預かりとしているところは、他の学校を見ても、そんなに多くない。
また、プログラムは毎週や毎月などの定期的に行う定期プログラムと、単発で行われるスペシャルプログラムに分かれる。前者は、一輪車、体操、チアリーディング、ロボットプログラミング、ピアノ、書道、アート、サイエンス、和菓子作り、茶道、書道、そろばんなどがある。後者は、レゴ、アロマストーン、羊毛フェルト、絵本作家、ミモザリース、ブリザードフラワー、犬とふれあい体験、将棋、お寺体験、日本舞踊、漫画家プログラムなど、多岐に富んでいる。もう一度やりたい場合はリクエストもできるという。
こんなプログラムなので、子ども達は自分の趣味や、特技、可能性を広げられ、自分に大いなる自信も持つことができる。また、いろいろな体験が、自尊感情を育て、自己肯定力を高めることに繋がっていくのであろう。
さて、今回紹介するのは、将棋教室。私も小学生の頃、父と将棋をした記憶があるが、何度やっても勝てなかった本将棋やはさみ将棋を思い出す。
アフタースクールの将棋は、二年生四人に将棋の先生が二人。先生は<王将と歩>のみのハンデをつけて行う本将棋である。
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“それ、いいアイディア” “もう少しさがしてみよう” “先に、逃げそうなところを待ち伏せする” “飛車、角を裏にして勝ち進める” “今はとらないほうがいい”“あと一回で詰めるよ”先生達の言葉が優しく的確である。子ども達は、一言もしゃべらない。こうして、子ども達は、遊びの時間などの〝動の集中力〟と、こういう〝静の集中力〟も身につけていく。
TEL 03-3713-8161(代) FAX 03-3713-8400