４年生が、５年生と一緒に行った裏磐梯「山の教室」。４年生には大変だったであろう猫魔ヶ岳の登山、五色沼という美しい沼めぐり、赤べこの絵付け体験、漢字の話、野口英世記念館など、いろいろな体験をしてきた。

４年生も、この「山の教室」では、毎日一句、俳句を作ることになっている。今回の授業は、５年生と同じように、この俳句を基にして、改めて作り直すという活動をした。

作り直すに当たってはいくつかの話をしたのは５年生と同じである。一つは季語の確認。山登り、虹、キャンプファイヤー、汗も、涼しさも夏の季語であること、〝裏磐梯〟〝五色沼〟などの言葉は固有名詞として使うと効果的な場合もあるなどということも確認して活動に入る。月並みの言葉でなく、自分らしい、自分にしか言えない言葉を使うことは言うまでもない。

以下、４年生の句をクラス毎に紹介する。

　　（松組）　　ホテルから初めてみたよ二重にじ　　　　

　　　　　　　　飛びまわるほたるのようにひのこ飛ぶ

　　　　　　　　山のぼり虫いたけれどけしききれい

　　　　　　　　赤べこが夏の光で神みたい

　　　　　　　　山登りあっというまの四日間

　　　　　　　　ほのおがねきれいで楽しいキャンプファイヤー

　　　　　　　　山登り足がぼうになる急しゃめん

　　　　　　　　夏の星にすいこまれるよ火のこがね

　　　　　　　　蒸の声森にひびくよ恋の歌

　　（楠組）　　力でるすずしい風で山登り

　　　　　　　　裏磐梯川をおうだん山登り

　　　　　　　　猫魔岳あせをかくほどすずしいな

　　　　　　　　いいながめ磐梯山に青葉あり

　　　　　　　　暑い中木の根の山道足いたい

　　　　　　　　すずしいな星たち雲とかくれんぼ

　　　　　　　　猫魔岳想像以上セミの声

　　　　　　　　つゆの雨あとにかがやく二重にじ

　　　　　　　　裏磐梯の自然の音が美しい