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3年生の俳句(3学期) ~<俳句を磨く>~
3年生の俳句の授業は冬休みに作った俳句を、改めて磨くことから始める。どうやって磨くのかは黒板に。一つは、まず五、七、五に整っているか見直すこと。どうしてもの場合は、五音のところを六音でもいいことも話し、稀に、最初の五音と最後の五音を入れ替えた方がいい場合もあることを伝える。二つ目は、季節感があるかどうかを確認すること。三つ目は、いつも言っていることで、自分にしかできない表現をめざすこと。だれでも言えることではなく、自分らしい表現をすることは、特に子供においては表現の本髄である。
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今回作った句は、伊藤園の俳句コンクールに出句する。私の授業では2句以上を磨き、そのうちの一句を今回も黒板に書かせることにした。最後にそれぞれの句のよさ、工夫してある点を共有するためである。
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以下、3年生の俳句をいくつかご覧ください。
(松組) じょ夜の鐘四人がかりでついてみた。
スキーぐつぬぐとスキップしたくなる
二人しておせち作りの味みする
ゴンドラに四人いるのにちょーこわい
おとうさんビールつめたいおんせんだ
校庭で冬あせかいていい風だ
ざくざくと歌を歌うよしも柱
箱根山生きてるようなオリオンざ
冬の森しんでいくのかコクワガタ
冬の朝畑にそだつしもばしら
お年玉父よりじじが多かった
(楠組) どきどきだ書きぞめのふでこわかった
朝の窓開ければ雪の力こぶ
書き初めで正座の足がしびれてる
かがみもち上のみかんがすきだから
スキー場木のカイブツにころばされ
お母さんお年玉をねもらってる
しんせきの家をたずねておとし玉
冬の中はじめてできたさかあがり
かがみもち見た目おいしい王のもち
函館で湯けむり白く息白く
お年玉もらって買い物楽しすぎ
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