トキワ松学園小学校

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スペシャル授業

ipadの投句箱 夏休み

 夏休みの俳句を紹介します。今回も保護者の句が集まりました。以下、保護者に文書で出したものを、転載します。俳句は個人情報保護のため、名前を伏せてありますが、ぜひご覧ください。

夏休みの投句箱(令和三年九月十三日)

~おうちのひとと、よみましょう。~

校長 栗林 明弘

 コロナ禍の夏休みでしたが、たくさんの俳句が集まりました。ぜひ、友達の俳句を読んで、十七音で表現された夏休みの世界を想像し、味わってみて下さい。
 今回は、校長先生が作った七、八月の俳句をいくつか紹介します。

八月や小屋より飛ばす鳩(はと)百羽
隆々(りゅうりゅう)と鬱々(うつうつ)として雲の峰
水筒を置くグラウンドの緑蔭(りょくいん)に
あつ(っ)ぱれとは仰向(あおむ)けに鳴く落蟬(おちぜみ)よ

 一句目―あまり見かけることはないかもしれませんが、飼い主が鳩小屋から飛ばす鳩の群。平和の象徴でもある鳩は、八月の空を自由に飛びまわります。始業式でも話しましたが、八月は広島・長崎に原爆が落とされ、そして長い戦争が終わった月でしたね。平和と自由。その裏にあった戦争のことを思っての句です。二句目―雲の峰とは入道雲のことです。力こぶのようにもくもくしている白く明るい雲ですが、夕方には黒くなって雨を降らせることもあります。そんな二つの面を、心の様子と重ね合わせて鬱々という言葉を使いました。三句目―グラウンドでの少年野球の練習風景から。木陰となっているグラウンドの端にかためて置いてある野球少年達の水筒。休憩の時にはその木陰と水筒の水が体をいやしてくれるでしょう。木陰と水筒が少年たちがくるのを待っている風にも見えます。四句目―夏の終わりに、飛ぶ力や木にとまる力もなくなって、地面や道路などにまるで落し物のように落ちている蟬が落蟬です。落ちたばかりはまだ足をかすかに動かしたり、鳴き声を出したりします。天を見るかのように仰向けになって、最期まで鳴いているその姿を、よくがんばってきたな、あっぱれと声をかけたい思いを俳句にしました。「~とは」という言い方は俳句ではあまり用いませんが、落蟬の様子を表すのに一番いいと思ったのです。

 さて、すこしむずかしかったかもしれませんが、なんとなく俳句の様子がわかりましたか。みなさんも自分の作った俳句を自分で説明(鑑賞)してみると、親しみがわくと思います。
 以下、いつものように、夏休みの俳句のすぐれた句の中から、一人一句に限ってのせました。保護者等も一句のみとしています。

一年 なつのくも かきごおりみたい おなかへる
きにとまった せみがぜんぜん うごかない
すなはまは オレンジはだいろ そのあいだ
ひめうずら かぞくがふえた じゆうけんきゅう
かぶと虫 飛ぶしゅんかんが みれないな
二年 キャンプ場 友だちすぐに できる場所
海の声 聞いてみたら 笑ってた
夏休み なみのプールだ かき氷
かぜとおる ふうりんゆらり りんりんりん
あさがおが すだれのように さいてるよ
目の前の つるがせみたべ ママをよぶ
雨蛙 大きなお目目に ぼくがいる
あさがおと 早起きずもう ぼくのかち
海に行く 波に飲まれて 楽しいよ
夏祭り いろんなお店で 迷っちゃう
クワガタよ 雨の中でも 出てきてよ
とびこんで みたいなもくもく 入道雲
三原山 わたあめみたいな 入道雲
みずあそび にしこうえんの あそびばだ
け色より 夏雲見入る ろ天風呂
かきごおり いろんなあじが たのしめ
三年 水がふる緑のカーテン虫のカフェ
つかむのはかわのさかなとぼくのなつ
夏が来たオオカマキリが生まれたぞ
せみの羽化黄緑の羽かがやいた
なつやすみあくまのあつさあせないた
水でっぽう大会やろう怖いけ
四年 スーパーのスイカはみんな笑ってる
ひまわりのさわやかな色(しゅ)の黄と緑
夏の山天気変わってびしょ濡れだ
オニヤンマ風が見えたらあみをふる
暗やみのヒラタクワガタうろの中
夏休みオリンピック文句なし
入道雲いちごあじならうれしいな
早朝に蝉の目覚まし鳴りひびく
夏恒例親子で挑む兜虫
初乗りで人馬一体夏の空
苦しいが日光の中走りくる
セミが鳴きハトもまけずに音楽会
ボランティア夏の笑顔にありがとう
五年 食べ頃を待つのツライよ富良野メロン
夏の日々おばあちゃんとよく遊ぶ
暑い中風もふかない水遊び
六年 風止んで風鈴の音はひと休み
一年保護者 香煙に在りし日思う展墓かな
夏休み終わる日せまる日焼け顔
帰省中母なる娘子の顔に
天城越えそわそわぞくぞくもうすぐだ
夏トンネルひんやり空気苔の匂い
墓参り行けない寂しさ2度目の夏
行ってきますどこへ?と聞かれ出勤日
自由研究子より親が熱くなる
二年保護者 てられた釣竿に乗る雨蛙
緑蔭に翼たたみしごとく座す
風鈴やゆらゆら揺れていい音色
真っ黒に日焼けした妹黒牛蒡 白球の夢のあとかな蝉の声 
三年保護者 夏帽子飛ばしてみたき広野かな
ゲリラ雨耳をすませば蝉の声
一晩でひぐらし消えて鈴の音
四年保護者 ミンミンと騒がしき頃煙り立つ
五年保護者 さようならお世話になったトキワ松
六年保護者 校庭の枇杷もう一つジャンケンポン

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