- トップページ >
- スペシャル授業
2年生の俳句(2学期)
2年生の俳句(2学期)
~<拍手の反応>~
2学期初めての校長俳句授業は、2年生。大人には冬を思わせるような天気でありましたが、2年生は薄着で元気いっぱいでした。
まず、教室で俳句の話を。今日はちょうど朝礼の中で、飯田蛇笏の俳句「をりとりてはら
りとおもきすすきかな」を紹介しました。軽そうに見えた芒が手に取ってみると重かったという発見のこと、〝はらりとかろき〟という当たり前の表現ではなく、〝はらりとおもき〟としたところがいいところなどと話しましたので、そのことをもう一度説明しました。そして、これから出る校庭で、秋らしいところを見つけて自分だけの俳句を作ろうと話しました。
校庭は桜の葉と、ユリノキの葉が少し色づいているくらいで、意外と秋らしさを見つけるのは難しい頃合いでした。秋晴れであれば、作りやすかったのかもしれませんが、ちょうどこの日は雨上がりの曇り空、冷え込んだ一日でしたので、くっきりと秋を感じられにくかったようです。
そんな中でできた俳句は、字余りのもの、無季のものもあり、破調のものもありましたが、ものを見つめ、あれこれ考えをめぐらした時間でした。最後に全員の句を読み上げましたが、どの句にも拍手の反応があり、子ども達はある程度満足して授業を終えたようです。
今日は曇り空で秋らしからぬ陽気でしたので、やや俳句が作りにくい日だったかもしれません。小学校の低学年はやはり、青空の下で俳句を作りたいものです。
以下、今回の俳句をいくつかクラス毎に紹介します。
(松組) |
おちているはっぱいっぱいおふろだね |
(楠組) |
冬になりうさぎのいろが白くなり 秋すぎしおんどさひらくてつと木の 秋になりおなもみふくらみくっつくよ てつぼうがつめたくなったよ秋の日に 赤きいろオレンジもあるおちばだな こいの池げん気そうだな四ひきで 羽でとぶ小鳥みたいなバッタかな めだかの目水にかかっていい気持ち たくさんだおちばが多いすなの上 いちょうのは一ぴきのるのはありさんだ |
TEL 03-3713-8161(代) FAX 03-3713-8400